食後の運動ならコレ!10分間ウォーキングダイエットの効果

ダイエットのために運動されている方、多いと思います。
運動をすれば、体脂肪を落としたり、食事して食べたものを脂肪としてためにくくなりますから、ダイエット中の運動は本当に効果的です。
ダイエット中に運動するタイミングとして「食前」「食後」の2つがありますが、食後に運動をすると、食べたものが脂肪になりにくくなるんだそうです。
しかも、何十分も運動をするんじゃなく、食後に10分間ウォーキングするだけで、体に脂肪をためにくくできるんですよ。
ということで今回は、食後の運動として効果的な10分間ウォーキングダイエットの効果についてご紹介します。
もくじ
食後の運動で脂肪がたまりにくくなる理由
では、なぜ食後に運動をすると脂肪がたまりにくくなるのか、その理由についてみていきましょう。
食事で糖質を摂り過ぎると脂肪になる
ダイエットに関心がある方ならご存知の方も多いと思いますが、数あるダイエット法がある中に「糖質制限ダイエット」という人気のダイエット法があります。
もう少し詳しく説明すると、食事をして糖質が体の中に入るとブドウ糖に変わり、血液中を流れるため血糖値が上昇します。
すると、その血糖値を下げようとしてインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖をエネルギーに変えるんです。
この余ったブドウ糖は結果的にどうなるかというと、インスリンが脂肪に変えて体にため込もうとします。
つまり、糖質を摂り過ぎると体に脂肪がたまりやすくなって、太ってしまうんです。
ブドウ糖はすぐに使われるエネルギーの源
先述したように、インスリンがブドウ糖をエネルギーに変えるわけですが、ブドウ糖はエネルギーの源としてすぐに使われます。
脂肪もエネルギーとして使われますが、体内のブドウ糖が減ってきたら使われるため、エネルギーになるまで時間がかかります。
私たちが食事をした直後は、血液中のブドウ糖が増加しています。
その増えたブドウ糖が、生命を維持や活動のために、エネルギーとして最初に使われるわけです。
食後にすぐに運動をすればブドウ糖を使いきる
ブドウ糖はエネルギーの源としてすぐ使われやすいです。
その結果、余ったブドウ糖は脂肪に変えられ、体にたまって太ってしまいます。
このような状態にならないために、糖質制限のようなダイエット法があるわけですが、糖質制限をして糖質の摂取をし過ぎると体に悪影響を及ぼします。
なぜなら、脳が働くためにはブドウ糖からつくられたエネルギーしか使われないからです。
過度な糖質制限は、脳が働くためのエネルギーが供給されなくなるので、頭がボーっとしたりして生活に支障をきたす恐れがあります。
もちろん糖質を摂り過ぎないように、バランスのとれた食事をすることは大切です。
さらに食後に運動をすれば、血液中に余ったブドウ糖を使いきって体に脂肪をたまりにくくなります。
食後10分間のウォーキングダイエットの効果
ダイエットに適した運動といえば「有酸素運動」ですよね。
そんな有酸素運動の代表的な運動に「ウォーキング」があります。
ウォーキングは、有酸素運動の中でも簡単でラクな部類に入るますので、ダイエット中にウォーキングをされている方も少なくありません。
では、ウォーキングを食後に10分間だけするだけで、どんな効果が期待できるんでしょうか?
毎日続けられるため体に脂肪がたまりにくくなる
ウォーキングの最大のメリットは、何といっても体への負担が少ないことが挙げられます。
これらの有酸素運動とウォーキングを比べると、断然ウォーキングの方がラクで、体への負担が少ないですよね。
体内のブドウ糖を使いきる食後の運動は、できるだけ毎日行なう必要があります。運動をしない日が多いと、体に脂肪がたまりやすくなります。
ですので、体への負担が少ないウォーキングなら毎日続けやすいので、体内のブドウ糖を使いきって体脂肪がたまりにくくなります。
食後すぐなら10分でもブドウ糖を使いきる
ウォーキングで体脂肪を燃やすには、長く続ければ続けるほど良いというのを聞いたことがあると思います。
でも、今回ご紹介しているウォーキングダイエットはたった10分。なぜ10分で良いのか…、それにはこんな理由があるからなんです。
つまり、60~90分経つまでにウォーキングをすれば、ブドウ糖がエネルギーへと変わり脂肪になりにくいんですね。
ブドウ糖はエネルギーとして使われやすい特徴があります。
つまり、ブドウ糖が脂肪になる前にたった10分ウォーキングするだけで、ブドウ糖を使いきることができるんですよ。
食後10分間のウォーキングダイエットのルール
それでは、食後10分間のウォーキングダイエットのルールをご紹介します。とても簡単なものですので、ここで覚えて食後にウォーキングダイエットをしてみましょう。
食後1時間以内にウォーキングする
先述したように、食事で炭水化物などを食べて糖質を摂ると、糖質の消化と吸収が始まります。そして、そのピークが食後の60~90分後です。
ですので、食後の60~90分後にウォーキングを終えるにようにすることが大切です。
といっても、食事が終わった直後にウォーキングを始める必要はありません。直後にウォーキング始めると、食べたものの消化が悪くなってしまいます。
消化が悪くならないよう、食後30分経ってからウォーキングを10分間すれば、じゅうぶん食後1時間以内にウォーキングを終えることができますよ。
汗ばむぐらい早足で10分間
ウォーキングは、散歩のようにただ歩けば良いわけではありません。
しっかりブドウ糖を使いきるように、汗ばむぐらい早足で10分間ウォーキングしましょう。
といってもあまり張り切らず、苦しくない程度で行ってくださいね。
最低でも夕食後はウォーキングする
ウォーキングを毎食後に行うと、高い確率で体脂肪がたまりにくくなります。
でも、毎食後にウォーキングをするのって大変ですよね。出勤前や会社の昼休みにウォーキングするのは、本当に大変だと思います。
ですので、「毎食後はウォーキングができない!」という方は、夕食後だけでもウォーキングをするようにしましょう。
つまり、昼間と比べるとブドウ糖を使う量が少ないため、一般的に夕食後は体脂肪がたまりやすい時間なんです。
ですので朝・昼は難しくても、夕食後はなるべく10分間ウォーキングをして、ブドウ糖を使っていきましょう。
10分間ウォーキングダイエットを成功させるコツ
では最後に、食後の10分回ウォーキングダイエットを成功させるコツについてご紹介します。
ちょっとしたことですので、もしウォーキングをしてみて余裕があったら取り入れてみてください。
10分以上ウォーキングすれば脂肪燃焼
ここまでご紹介してきたように、食後にウォーキングを始めればブドウ糖がエネルギーとして使われるため、だんだん体内のブドウ糖の量が減っていきます。
それに反比例して、体脂肪がエネルギーとして使われ始めます。
もし、あなたが体の脂肪が気になるのでしたら、ぜひウォーキングする時間を増やしてみてはいかがでしょうか?
10分といわず20分でも30分でも続ければ、体脂肪は確実に減っていきます。
腕を大きく振り大股でウォーキングする
先ほど、「ウォーキングは汗ばむ程度に早歩きで」とご紹介しました。
そうすることで消費エネルギーが多くなるため、同じ10分間ウォーキングをしたとしてもダイエット効果は高くなります。
もちろん、ブドウ糖も早く消費されるため、体脂肪も燃えやすくなります。
ただ無理は禁物です。本当に余裕がある場合のみ、腕を大きく振って大股歩きをしましょう。
やっぱり食事した直後は避けましょう
先述したように、食事をした直後にウォーキングをすると、食べたものの消化が悪くなる恐れがあり、さらには「胃下垂」や「腹痛」の原因にもなってしまいます。
例えば昔、小学校の給食後の体育の授業で、お腹に食べ物が残っている状態で走ったりすると、お腹が痛くなった経験をされた方も多いことでしょう。
このような腹痛が、食事直後のウォーキングで起きる可能性がありますので、注意が必要です。
有酸素運動に関する記事
次の記事では、ダイエット効果のある有酸素運動について紹介していますので、ご覧ください。ぜひ有酸素運動にチャレンジして、体にたまった脂肪を落としましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
炭水化物などに含まれる糖質は太るといわれ、食事で炭水化物を避けている方も多いともいます。
でも、炭水化物も人間の体に必要な栄養。とくに糖質からできるブドウ糖は、脳を働かせるためには必要な栄養です。
ですので糖質を摂ると太るからといって炭水化物を避けるのではなく、バランスの良い食事を心がけるのと同時に、余って脂肪になるブドウ糖を運動で消費することで、健康的に痩せることができるんです。
その方法として効果的なのが、今回ご紹介した「食後の10分間ウォーキングダイエット」です。
普通のウォーキングと比べれば短時間ですので、ぜひあなたもチャレンジして習慣にしてみてはいかがでしょうか?