甘酒の驚くべき効果7つ/低カロリーでダイエットにも効く!

お正月やお祭りなど、おめでたい時によく振舞われる飲み物といったら「甘酒」が思い浮かびますよね。
甘酒は、名前のとおり甘い飲み物で、酒といってもアルコールはわずかしか入っていないため、甘酒が好きなお子さんもいらっしゃるでしょう。
そんな甘酒ですが、じつは低カロリーで「ダイエット」や「美容」に良い飲み物というのを、ご存知ですか?
「あれだけ甘いのに低カロリーなの?」といったように、信じられない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、甘酒の驚くべき効果についてご紹介したいと思います。
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もくじ
甘酒は「飲む点滴」?
最近、スーパーでもよく売られている甘酒ですが、「飲む点滴」ともいわれています。なぜ、甘酒が飲む点滴といわれているのか?それは、甘酒に含まれる成分にあります。
甘酒の原料は2種類ある
甘酒というと、「寒い冬の飲み物」のイメージがあると思います。
意外かもしれませんが、甘酒は夏に飲む飲み物だったんですね。
甘酒をつくる原料は2種類あり、「酒粕(さけかす)」と「米麹(こめこうじ)」があります。
酒粕でつくるものは砂糖を入れて甘みを付けるのに対し、米麹でつくるものは砂糖は加えず、米に含まれるデンプンを糖化させて甘みを付けます。
注目すべきは「米麹」で作られた甘酒
2種類の原料の甘酒のうち、注目すべきは砂糖が加えられていない「米麹」の甘酒です。
米麹には、
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- アミノ酸
- ブドウ糖
- 葉酸
- 食物繊維
- オリゴ糖
- 酵素
といった成分が含まれています。
これらの成分が栄養剤の点滴の成分と似ていることから、甘酒が「飲む点滴」と呼ばれているゆえんなんですよ。
ダイエットにも良い!気になる甘酒の効果
甘酒には、栄養剤のように豊富な成分が含まれていることが分かりました。では、実際にどんな効果があるのでしょうか?
ここからは、甘酒を飲むことで得られる効果について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.満腹感を感じやすくなる
甘酒を飲むと、ほどよい満腹感を感じられるようになります。その理由は、甘酒に含まれる「ブドウ糖」が血糖値を上げためです。
私たちは体は、血糖値が上がるにつれて満腹感を感じるような仕組みになっているんですよ。
そのため甘酒を使った効果的なダイエット法があり、
- 食事を甘酒に置き換る
- 食前に飲んで食欲を抑える
の2つの方法があります。このうち食前に甘酒を飲む方法には、注意が必要です。
食事をする直前にいっきに飲んだり飲み過ぎると、血糖値が急上昇するため、その後の食事で体脂肪がたまりやすくなる恐れがあります。
2.エネルギー代謝を上げて脂肪燃焼
甘酒に含まれる「ビタミンB群」と「アミノ酸」、そしてデンプンを糖化させる「酵素」は、エネルギー代謝を上げる効果があります。
ビタミンB群は、炭水化物などから摂った糖質をエネルギーに変えるための大切な栄養素。逆にビタミンB群がないと、体内の糖質が体脂肪として蓄積されやすくなります。
このように、「ビタミンB群」「アミノ酸」「酵素」の3つの成分のおかけで、体のエネルギー代謝が良くなるので、体脂肪が燃えやすくなる効果が期待できます。
3.便秘を解消してすっきりお腹に
お腹がすっきりしなかったり、ぽっこりお腹になる原因の1つに「便秘」があります。一度便秘になるとしつこく、いつまでたっても便が出なくて悩んでいる方も多いと思います。
そんな便秘にも、甘酒が効果的です。
オリゴ糖は善玉菌として有名なビフィズス菌のエサになるため、腸内のビフィズス菌を増やして腸の働きを活発にさせることができます。
食物繊維は、胃や腸の中に入ると水分を吸収して膨らむため、便の量が多くなって排便効果を高める効果があります。
4.女性にうれしい美肌効果
甘酒のビタミンB群は、ダイエット効果だけじゃなく「美肌効果」も期待できます。中でもビタミンB2は、肌や粘膜を健康に保つ働きがあり、肌を活発にさせる効果があります。
しかも、甘酒には「コウジ酸」が含まれています。
コウジ酸も美肌に良いといわれていて、シミの原因になる「メラニン」がつくられるのを抑制し、美白効果が得られるといわれています。
5.美肌効果だけじゃない!美髪効果も!
先ほど登場した「コウジ酸」は、頭皮を若々しくして髪を美しくする美髪効果もあるといわれています。
また、甘酒には「ビオチン」というビタミンを含んでいます。ビオチンは皮膚を再生するために必要な栄養素で、皮膚や髪を健康で美しく保つ効果があるんです。
私たちは年を重ねるごとに、髪の毛のコシやツヤがなくなっていきます。
そこで甘酒を飲んでコウジ酸とピオチンを摂れば、若かった時の髪に近づけることができるんですね。
6.ストレス解消にも効果あり
甘酒には、「パントテン酸」というビタミンB群に含まれる物質と、「GABA(ギャバ)」というアミノ酸の一種が含まれています。
このパントテン酸とGAVAは、精神疾患やパニック障害などに良く、精神を安定させる効果があるといわれています。
ですので、1日の生活でたまったストレスを解消するために、1日の最後に甘酒を飲んでリラックスし、体と心に休息を与えるのも良いですよね。
7.疲労回復効果
甘酒の「ブドウ糖」と「アミノ酸」は、疲れた体を回復するための栄養となるため、飲めば疲労回復の効果も期待できます。
先述したように、甘酒は江戸時代には滋養強壮効果が高いことから、夏バテ対策として飲まれていました。
現在でもその効果は健在で、日頃の疲れや夏バテで弱った体には、甘酒を飲んで体力を補うといいんですよ。
気になる甘酒のカロリーは?
甘酒は飲む点滴といわれるほど栄養があり、さらに甘い飲み物なので、カロリーが高そうに感じませんか?
じつは、甘酒のカロリーは81kcal(100g)しかありません。
ちなみにご紹介した甘酒のカロリーは、砂糖が加えられていない甘酒のカロリーとなります。
砂糖が加えれた甘酒は、当然のことながらカロリーが高くなりますので、購入する際は気を付けてください。
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甘酒の飲み方とタイミング
甘酒を「ダイエット」や「美容」に役立てるために、甘酒の「飲み方」と「飲むタイミング」についてご紹介しましょう。
例えば
- 甘酒の種類
- 飲む量
- いつ飲むか?
によって効果が変わってきますので、ご参考にしていただけたらと思います。
選ぶべき「甘酒」の種類
甘酒には7つの効果がありました。この7つの効果をすべて得るためには、米麹の「生甘酒」を飲む必要があります。
加熱処理された甘酒は、その過程でビタミンと酵素をいくらか失っていますので、ビタミンと酵素で得られる効果が薄れていると考えていいでしょう。
生甘酒を手に入れるには?
では、どうしたら生甘酒を手に入れることができるのでしょうか?ネットショップなどでも売られていますが、自分でつくる方法もあります。
次の動画では、炊飯器を使った生甘酒の作り方が紹介されていますので、良かったら参考になさってください。
必要な材料と道具をまとめると、次のとおりになります。
- もち米(白米)[1合]
- 乾燥米麹[200g]
- 水[400cc]
- 炊飯器
- 温度計
ちなみに、生甘酒は冷蔵庫に保存する場合、賞味期限は1週間ほどですので、つくり過ぎには気を付けてください。
また、生甘酒をつくるのが面倒くさい方もいらっしゃると思います。
そんな方は効果は薄れますが、米麹でつくられた市販の甘酒で砂糖が入ってないものを選んで、飲んでいただけたらと思います。
飲み方とタイミング
甘酒の飲み方とタイミングについて少しだけご紹介しましたが、ここで詳しくご紹介します。
また、生甘酒は加熱をするとビタミンと酵素を失ってしまうため、
- そのまま飲む
- 味が濃く感じる場合は水で薄める
のどちらかの方法で飲みましょう。
置き換えをする場合
置き換えをする場合は、1日1食の食事をコップ1杯(200cc)の甘酒に置き換えてください。
置き換えるタイミングは、朝・昼・夕のどのタイミングでも構いません。最初は無理のない朝食で、置き換えることをオススメします。
食事量を抑えたい場合
食事量を抑えるために甘酒を飲む場合は、おちょこ1杯(30cc)の甘酒を、食事をする20分前にゆっくりちびちびと飲みましょう。
こうすることで血糖値が緩やかに上昇するため、その後の食事で脂肪をためにくく済みます。
また、
- 食後に物足りなさを感じた時
- 間食したくなった時
など若干の空腹を感じた時、おちょこ1杯の甘酒を飲んで空腹を紛らわすのも良いですよ。
甘酒が苦手な方は
いくら甘酒が「ダイエット」「美容」「健康」に良くても、苦手な方もいらっしゃると思います。独特な風味や甘さ、食感がダメな方も多いようですね。
甘酒と他の飲み物を1対1でかき混ぜることで飲みやすくなるんです。
例えば甘酒と
- 酸味のある柑橘系のジュース
- 青汁や野菜ジュースなどのクセのある飲み物
との相性が良いのだそうです。
とくに甘酒と青汁を混ぜると、甘酒が苦手な方や青汁が苦手な方ともに、普通に飲めるようになるようですよ。
ぜひ甘酒が苦手な方は、この方法をお試しください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
お正月やお祭りなどで飲む機会が多い甘酒が、ダイエットや美容に良いとは意外だったんじゃないでしょうか。
ですが甘酒は、古くから滋養強壮効果ある飲み物として飲まれていたんですね。
もし、あなたがダイエットや美容、そして体力的なことで悩んでいるのなら、甘酒を飲む習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか?
また1日の最後にリラックスするために甘酒を飲むのも良いですね。
ぜひ甘酒を飲んで、健康的でキレイな体を手に入れましょう!