史上最強?えのきダイエットの驚くべき効果5つとやり方

お味噌汁や鍋の具材として人気の高い「えのき茸」。このえのき茸がダイエットに効果があるのをご存知でしょうか?
ダイエットに良いといわれる食材はたくさんあって、その食材を使ったダイエット法もたくさんありますが、その中でえのき茸は「史上最強かも?」と呼び声が高い食材なんですよ。
ということで今回は、史上最強かも知れない「えのき茸」を使った、えのきダイエットの驚くべき効果とやり方をご紹介します。
もくじ
えのき茸の驚くべき効果とは?
えのきダイエットとは、えのき茸を食べてダイエットをする名前のとおりのダイエット法です。でも、実際にえのき茸にはどんなダイエット効果があるんでしょうか。
そんな気になるえのき茸のダイエット効果について、詳しく見ていきましょう。
1.脂肪を燃やして減らす
私たちは運動をすると、アドレナリンが分泌されて脂肪を燃やしてエネルギーとして使います。
えのき茸には、「エノキタケリノール酸」という成分が含まれていているんですが、このエノキタケリノール酸はアドレナリンと同じように、脂肪を燃やす効果があることが分かったんだそうです。
つまり、えのき茸を摂るだけで、運動をするのと同じ効果が得られるわけです。この効果だけでも、えのき茸がダイエットに役立つことが分かりますよね。
ちなみに、とあるテレビ番組で、主婦の方にえのき茸を2週間摂り続けたところ、内臓脂肪が26%も落ちたんだとか。えのき茸のダイエット効果、恐るべしです。
えのき茸の摂り方については、後ほどご紹介しますね。
2.脂肪の吸収も抑える
えのき茸などのきのこ類には、「キノコキトサン」という成分を含んでいます。このキノコキトサンは、きのこ類を食べることで腸までと届き、ほかに一緒に食べた食材の余分な脂肪に膜を張るんだそうです。
その膜のおかげで、腸は脂肪を吸収できなくなり、脂肪は便と一緒に排泄されるので、脂肪の吸収を抑えられるんですね。ちなみにキノコキトサン100mgで、腸壁を畳80枚分もカバーするといわれています。驚きの効果ですよね。
えのき茸は、きのこ類の中でキノコキトサンを含んでいる量がいちばん多く、シイタケやマイタケにも多く含まれています。
えのき茸には、脂肪を燃やすだけではなく、脂肪の吸収も抑えるということで、本当にダイエット効果が期待できるんですね。
3.便秘解消にも効果あり
えのき茸には、不溶性の食物繊維が含まれています。不溶性の食物繊維は、胃や腸に届くと水分を吸収して何倍にも膨らみます。
膨らんだ食物繊維は、腸を直接刺激したり便の量を多くしたりして、腸の働きを活発にさせる効果があります。また、先ほど登場したキノコキトサンには整腸作用があり、こちらも腸の働きを活発にしてくれるんですね。
腸の働きが活発になれば、腸にたまった便をしっかり排出して便秘を解消できたり、腸が活発になれば代謝も上がって体にたまった脂肪が燃えやすくなります。
4.美肌効果
きのこ類には、「グアニル酸」といううまみ成分を含んでいるんですが、このグアニル酸は肌荒れの原因となる毒素を排出したり、細胞の再生を促進させたりなどの美肌効果があります。
さらに、グアニル酸は化粧品にも含まれていて、保湿成分としても知られているんですよ。
えのき茸にも、グアニル酸が多く含まれているので、えのき茸を摂ることで美肌効果が得られます。えのき茸からグアニル酸を上手に摂るためには、少し工夫が必要ですので後ほどご紹介します。
5.カルシウムの吸収率アップ
カルシウムというと、骨を強くする効果のイメージが強いと思います。以前、「花粉症にも効く?ホットヨーグルダイエットの効果と方法まとめ」の中でもご紹介しましたが、じつはカルシウム不足は骨を弱くするだけではなく、肥満になる恐れもあるんですよ。また、カルシウムは精神を安定させて、イライラを解消する効果もありますよね。
えのき茸は、摂り方によってはビタミンDを多く吸収することができますが、そのビタミンDはカルシウムの吸収率をアップさせてくれます。
というこでえのき茸は、カルシウム不足で起きる骨の弱体化、肥満、イライラを解消してくれる効果があるんですね。
えのきダイエットのやり方
ここまでで、えのき茸の効果をご紹介してきましたが、早速、えのき茸を食べたくなったんじゃないでしょうか。
えのき茸は、お味噌汁や鍋などに入れて食べると美味しいですよね。でも、先ほどご紹介した効果をすべて得るには、食べ方を工夫しないといけないんですよ。
ということで、ここからはえのきダイエットのやり方についてご紹介します。
干しえのきにして、いただきましょう!
先述したように、えのき茸の5つの効果はすべて得るためには、食べ方を工夫しないといけません。
じつは、えのき茸をお味噌汁や鍋に入れて普通に食べても、えのきだけに含まれるエノキタケリノール酸を摂ることができないんです。しかもビタミンDとグアニル酸の量も、そのまま食べても多くはないんですね。
その理由は、えのき茸は繊維が頑丈なので、細胞壁も頑丈なんだとか。なので、そのまま食べてもエノキタケリノール酸は細胞壁に守られているので、腸で吸収することができないわけです。
ではどうしたら、エノキタケリノール酸やビタミンD、グアニル酸がしっかり摂れるかというと、えのき茸を乾燥させて「干しえのき」にして食べるんです。
えのき茸を干して乾燥させることで、細胞壁が壊れるので、エノキタケリノール酸を吸収できるようになるんですね。さらに、えのき茸は干すと1時間後にはビタミンDが倍増し、グアニル酸に関しては12倍にも増えるとか。
なので、えのき茸を干しえのきにすることで、えのき茸の素晴らしい効果をすべて得ることができるんですよ。
干しえのきの作り方
続いては、干しえのきの作り方です。時間はかかりますが、作り方はとても簡単ですので、えのき茸を買ってきてチャレンジしてみましょう。
手順は次のとおりです。
1.えのき茸の石づきを切り落として
バラバラにほぐす
2.バラバラにしたえのき茸を
ザルに並べる
※この時に、ほぐせばほぐすほど
えのき茸が乾燥しやすくなります。
3.えのき茸を天日干しにする
4.えのき茸が乾燥して黄金色になったら
天日干し終了
※10月の下旬の気候で約6時間干して
この状態です。
5.えのき茸を細かく刻む
※できるだけえのき茸を細かくすると
よりエノキタケリノール酸を
摂ることができます。
6.タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存する
※保存する際に乾燥材を入れると
日持ちして良いですよ。
以上となります。時間はかかりますが、作り方はとても簡単ですよね。
えのきダイエットするなら「お茶」がベスト
作った干しえのきは、料理の具材として使っても良いですが、ベストな摂り方がります。
それは「干しえのき茶」です。干しえのき茶にすると、エノキタケリノール酸がしっかりと抽出できてるので、よりダイエット効果を得ることができるんですよ。
なので、干しえのきを摂る時は、お茶にしていただくことをオススメします。
作り方も簡単で、マグカップに干しえのきを小さじ1杯(5g)を入れて、ポットのお湯(200~300ml)を注いで30分待つだけ。これででき上がりです。
干しえのき茶を飲む量は1日300~500mlにして、干しえのきを残さず最後まで飲みほしましょう。
干しえのき茶は、えのき茸の独特な匂いと味がしますので、慣れないとこの干しえのき茶を飲みほすのは大変かもしれません。
なので、最初は干しえのきの量やお湯の量を調整して、だんだん慣らしていきましょう。
ちなみに、えのき茸1パックで作った干しえのき茶は、1週間ぐらいで飲みきると良いですよ。
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まとめ
いかがだたでしょうか?
えのき茸は、料理の具材として使われて何となく食べてきましたが、ダイエット効果があるなんて意外だったんじゃないでしょうか。
しかも、そのダイエット効果が、運動した時と同じような効果が得られるということで、まさに史上最強かも知れません。
えのき茸のダイエット効果を発揮させるには、えのき茸を干して干しえのきにしなけばいけませんので、ちょっとの手間と長い時間が必要になります。
ですが、その時間と手間を感じさせなくしてくれる効果がえのき茸にありますので、ぜひ、えのきダイエットにチャレンジしていただけたらと思います。