自宅で50回するだけ!レジ袋をキックする簡単ダイエットの方法

スーパーやコンビニに行って買い物すれば、必ずといっていいほどもらうレジ袋。そんなレジ袋を自宅にためていらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。
自宅にたまったレジ袋は、ごみ袋にしたり保存用の袋にしたりなど、いろいろな用途がありますが、じつはダイエットにも使うことができるんですよ。
しかもその方法は、あるスポーツで使うボールをレジ袋に替えるだけの簡単な方法なんです。
ということで今回は、自宅ですぐにできる、レジ袋をキックするだけの簡単ダイエット方法をご紹介します。
もくじ
レジ袋を使った簡単ダイエット方法とは?
あなたはサッカーのリフティングについてご存知でしょうか?
リフティングとは、サッカーボールを足やももなどを使って、地面に落とさないようにキックし続けることをいいます。テレビなどでサッカー選手がリフティングをしているのを見たことある方も、多いんじゃないでしょうか。
実際にされたことある方は分かると思いますが、リフティングはかなり難しく、数回ボールをキックするだけで地面に落ちてしまうんですよね。ボールをキックするたびにあっちこっちに飛んでいって、もうハチャメチャになってしまいます…。
じつは今回ご紹介する簡単ダイエットは、リフティングをサッカーボールではなく、レジ袋を使ってする方法なんです。
先述したようにリフティングはサッカーボールを使いますから、ボールをキックしてもすぐ地面に落ちてしまいます。でも風船のようなものなら、地面に落ちるにもフワフワしていますから、ゆっくり落ちていきますよね。そこで簡単に手に入るレジ袋なら、わざわざ風船を買わなくても、膨らませれば風船の代わりになります。
つまりレジ袋を膨らませてでリフティングをすれば、長い時間続けることができて運動になってダイエットになるんですよ。
ここで次の動画をご覧ください。女性がレジ袋でリフティングをしています。
キックしたレジ袋がゆっくり落ちるので、長い時間、ももでリフティングができる様子がうかがえます。しかも、最後の方はももが上がらなくなってきていますので、短時間でも運動量があってダイエットになりそうに感じますよね。
レジ袋リフティングのダイエット効果
では実際にレジ袋でリフティングすると、どんなダイエット効果が得られるんでしょうか。1つずつ見ていきましょう。
腸腰筋を鍛えてぽっこりお腹を解消
腸腰筋とは背骨と骨盤、両足をつなぐ筋肉で、体の奥深くにあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉の部類に入ります。
この腸腰筋を鍛えると骨盤のゆがみを整えることができ、骨盤のゆがみが原因で内臓の位置が下がって起きる、ぽっこりお腹を解消することができます。
レジ袋をももで蹴り上げるようにすると、膝が股関節の位置よりも高く上がります。すると腸腰筋が使われるようになって鍛えることができるんですね。
ぽっこりお腹になる原因はいろいろありますが、腹筋などして効果がない場合は骨盤がゆがんでいる可能性がありますので、レジ袋リフティングを試されてはいかがでしょうか。
代謝が上がって脂肪燃焼
ダイエットをするには体の代謝を上げるのが効果的で、代謝を上げる方法として体の筋肉を鍛えて増やす方法があります。
私たちの体には、腹筋や背筋のような体の表面にある筋肉であるアウターマッスルと、先ほどの腸腰筋のような体の奥深くにある筋肉であるインナーマッスルがあります。
その2つの筋肉で、代謝を上げて脂肪の燃焼効果を高めるならインナーマッスルを鍛えたほうが良いんです。というのもインナーマッスルを鍛えると、代謝が上がりやすいとされているからなんですね。
先述したようにレジ袋でリフティングをすれば、インナーマッスルである腸腰筋が鍛えられますので、代謝が上がりやすくなる。つまり脂肪が燃焼しやすくなってダイエット効果が上がるんですね。
代謝上げることはダイエットだけじゃなく、ダイエット後の体重維持にもとても役立ちます。ですので、代謝を上げるために行動を起こしても早すぎることはないんですよ。
腸が活発になって便秘解消
腸腰筋と腸には密接な関係があります。というのも「腸腰筋」という名前にも腸が使われているように、腸腰筋のすぐそばには腸があるからなんですよ。
レジ袋リフティングをすると腸腰筋を使うわけですが、腸腰筋が使われて動くと、その動きに腸が刺激をされて腸の動きが活発になるんですね。
便秘は腸の働きが弱まり、消化や排便がスムーズに行えないことでおきます。そこでレジ袋リフティングをすれば腸の働きが活発になり、便秘を解消することができます。
便秘になると食べ物などに気を使うと思いますが、一緒にレジ袋リフティングをして腸を活発にできれば、さらに便秘解消する可能性が高くなりますよ。
骨盤のゆがみを整え腰痛改善
骨盤のゆがみは、お腹をぽっこりさせるだけじゃなく、腰痛まで引き起こしてしまいます。
その理由は骨盤は体の中心にあって、骨盤がゆがめば体全体の姿勢がゆがみ、腰に負担がかかるからなんです。
先述したようにレジ袋リフティングをすれば、腸腰筋が鍛えられて骨盤のゆがみを整えることができます。つまり、骨盤のゆがみが整えれば姿勢が良くなって、腰への負担が減って腰痛を改善することができるんですね。
ここまでに腸腰筋が何度も登場しましたが、次の記事ではレジ袋リフティング以外の腸腰筋トレーニングが紹介されていますので、ぜひご覧ください。
姿勢を改善して痩せやすい体に
骨盤のゆがみから姿勢がゆがめば、代謝が落ちて太りやすくなってしまいます。これは姿勢がゆがむことで体の血流が悪くなり、冷えなどを引き起こすからなんですね。
つまり逆をいえば、姿勢を良くすれば血流が良くなり、体温が上がって体内が活発になって代謝が上がるんです。
ダイエットをして痩せやすくなるには、代謝を上げることが大切だと先ほどご紹介しました。レジ袋リフティングをして骨盤のゆがみを整えて、姿勢まで一気に改善してみましょう。
下半身のむくみを解消
体がむくんでしまうと、体重以上に体が太って見えてしまうので、体のむくみに悩んでいる方も少なくないと思います。
体のむくみが起きやすい場所として挙げられるのが下半身。体がむくむ原因はいろいろありますが、下半身のむくみは骨盤のゆがみや下半身を動かさなかったりすると起きてしまいます。
何度も登場する骨盤のゆがみ。上半身から下半身へ流れてきた血液やリンパが、骨盤がゆがんでいることで再び上半身に戻りにくくなります。すると下半身に血液や老廃物、そして余分な水分が残ってむくんでしまうんですね。
また長時間じっとしていて下半身の筋肉を動かさないでいても、血液などが下半身にたまってむくんでしまいます。
なのでレジ袋リフティングをして、骨盤のゆがみを整えて下半身の筋肉を動かすことで、下半身のむくみを解消することができるんですよ。
ゆっくりすれば有酸素運動に
有酸素運動は、体にたまった脂肪を燃焼させて落とすのに、最も効果がある運動といわれています。ちなみにウォーキングやジョギングは、有酸素運動として代表的な運動ですよね。
じつはレジ袋リフティングも、やり方によっては有酸素運動になります。
ポイントは簡単で、レジ袋リフティングをゆっくりすること。こうすることで息が上がらずリフティングができますので、有酸素運動になるんですよ。
レジ袋リフティングをする方法
さてレジ袋リフティングのダイエット効果が分かったところで、レジ袋リフティングをする方法をご紹介したいと思います。
といってもとても簡単ですので、この記事を読み終わったら早速始めてみましょう!
レジ袋を用意して膨らます
まず最初は、レジ袋を用意して膨らますこと。これをしないとにはレジ袋リフティングは始められませんので、ご紹介します。
レジ袋を用意する
レジ袋は基本、ビニール製のものなら何でも構いません。ただレジ袋が小さければ小さいほど落下するスピードが速くなりますので、レジ袋リフティングの難易度が上がります。
ですのでリフティングに自信のない方は、スーパーでたくさん食料品を買った時にもらえる一番大きなレジ袋を用意すると良いですよ。
ちなみに私が用意したレジ袋は次のものです。
写真では分かりずらいですが、ホームセンターで歯ブラシと歯磨き粉を買った時にもらったものなので、小さめのものになってます。
レジ袋を膨らませる
続いて、レジ袋を膨らませます。
まずレジ袋の取っ手になる部分を両手でそれぞれつかみます。そしてレジ袋に上下に振って、袋の中に空気を送り込んでください。
すると次のようになります。
レジ袋の中に空気が入って袋が広がっていますよね。
次にレジ袋の左右の取っ手を結んで、袋の中に空気を閉じこめます。
この時のポイントとして、取っ手を結ぶ時に少しきつめに結ぶようにしましょう。きつめに結ばないと、リフティングをしている時に結び目がほどけてきて、レジ袋の中の空気が抜けてリフティングができなくなってしまいます。
ただきつく結び過ぎると、今度は逆に結び目がほどけなくなって再び使えなくなってしまいますので、気を付けてくださいね。
レジ袋リフティングをする
レジ袋を膨らませたら、いよいよレジ袋リフティングです。次の動画をご覧ください。
動画の中でも、レジ袋リフティングのやり方について紹介されてるとおり、レジ袋リフティングをする中で大切なのは膝を高く持ち上げることです。
なぜなら先述したように、膝を股関節の位置より高く上げることで腸腰筋が鍛えられ、ダイエット効果が得られるからなんですね。ももでレジ袋を蹴り上げれば、簡単に膝を高く持ち上げられますよ。
もしうまくレジ袋リフティングできないなら、次のように段階を踏んでリフティングしてみましょう。
1.1回ごと片足ずつリフティングをする
2.10回リフティングをする
3.慣れできたら、だんだん回数を増やす
まずはじめは、ゆっくり1回ずつでも良いのでリフティングをして、そして10回、20回とだんだん回数を増やす。こうすれば無理せず行えますよ。
そして、50回を1セットとして1日3セットできれば十分。難しいかもしれませんが、左右の足を交互に使えたら最高です。
楽しみながらレジ袋リフティングをするコツ
ダイエットを長く続ければ続けるほど、その効果は必ず表れてきます。そのダイエットを長く続けるコツとして「ダイエットを楽しむ」ことが挙げられます。
レジ袋リフティングも1回や2回したところでダイエット効果は表れてきません。やっぱりこれも長く続けることが大切です。
そこでレジ袋リフティングを長く続けるための、リフティングを楽しむコツをご紹介しましょう。
回数にチャレンジする
レジ袋を地面や床に落とさないようにしてするリフティングは、いわばゲーム感覚ですることができます。
なので、”1度で床にレジ袋を落とさず何回リフティングできるのか?”を、チャレンジしてみると良いでしょう。
1度でできる回数がだんだん増えていって、回数を更新していけばモチベーションが上がります。
モチベーションはダイエットには必要ですので、回数を記録してリフティングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
回数を競う
ダイエットをするには1人でするよりも、複数でした方が長続きします。そこで、家族や友人を巻き込んでレジ袋リフティングをして、回数を競い合うと良いですよ。
先ほどのように、1人で回数にチャレンジをするのも良いですが、競う相手がいるとさらにモチベーションが上がります。
あまりにも差をつけられるとモチベーションが下がってしまいますので、自分と同レベルぐらいの運動神経の方を選ぶようにしましょう。
一緒にリフティングをする
まわりにいる人が自分よりレジ袋リフティングが上手だったら、競うのは止めて一緒にリフティングをするのもアリです。
自分が2~3回リフティングをしたら、相手にレジ袋をパスする。そして相手も2~3回リフティングしたら自分にレジ袋をパスしてもらう。こんな感じで繰り返すと良い思います。
なかなか相手にレジ袋をパスするのは難しいかもしれません。でも一緒にリフティングをするもの楽しいので、ぜひチャレンジしてみてください。
レジ袋リフティングの注意事項
最後にレジ袋リフティングをする上での注意事項です。しっかりルールを守って行うようにしましょう。
無理してリフティングをする
レジ袋リフティングは簡単にできますが、張り切り過ぎると息が上がってきて、体へ負担がかかってきます。
例えば普段はあまり運動をしないのに、レジ袋リフティングに熱中し過ぎると、ケガをしたり過呼吸になったりします。
なのでレジ袋リフティングは無理して行わないこと。息が上がらず汗が少し出るぐらいでとどめておくようにしましょう。
まわりに人がいない、物がない所でする
レジ袋リフティングは、風があるとレジ袋が飛んでいってしまいます。なので室内でリフティングをする機会が多くなります。
すると危ないのは、まわりに人がいたり物があったりすると、人にケガをさせたり自分がケガをしたりすること。こうなっては大変です。
ですのでレジ袋リフティングをする時は、まわりに人がいないこと、物がない所でするようにしましょう。
ダイエットに役立つエクササイズの関連記事
次の記事でも、ダイエットに役立つエクササイズについて紹介しています。レジ袋キックに飽きてきたら、こちらのエクササイズにもチャレンジしてみませんか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
スーパーやコンビニでもらってくるレジ袋は、だいたいごみ袋などになって、最終的には捨てられてしまいます。
そんなレジ袋ですが、今回ご紹介したようにちょっと工夫すれば、ダイエットグッズになるんですね。
レジ袋リフティングは、実際にやってみると簡単で面白くて楽しいです。そして、ついつい熱中してしまいます。
なかなかダイエット中に手軽で楽しみながらできる運動はないと思いますので、ぜひあなたもチャレンジしてみませんか?