ヨガより凄い?ピラティスの驚くべき5つの効果でダイエット!

最近、スポーツジムなどで教室が開かれている「ピラティス」。あなたは、このピラティスをご存知でしょうか?
ピラティスは、ヨガに似たような動きをするエクササイズで、ダイエットにも良いとされていて注目を集めています。
でも、いまいちピラティスがどんな運動なのか、また知っている方でもヨガとさほど変わらないような気がしませんか?
さらには、どんなダイエット効果があるのか、分からなない方も多いことでしょう。
そこで今回は、ヨガよりも凄いかもしれない「ピラティスの驚くべき効果」についてご紹介します。
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もくじ
ピラティスとはこんな運動
まず最初に、「ピラティスとは何なのか?」について、ご紹介していきたいと思います。
もともとはリハビリ運動として誕生
ピラティスをテレビや雑誌などで見たことがある方は、ピラティスを「ストレッチ」や「ヨガ」に似た運動だと感じたんじゃないでしょうか。
最近になってピラティスは、体のラインや姿勢を整えるエクササイズとして知られてきています。
ですが、もともとは第一次世界大戦で負傷したドイツ兵のためのリハビリ運動として考案され、彼たちの体の回復の助けになりました。
ちなみに「ピラティス」という名前は、開発者のドイツ人の名前から付けられているんですよ。
インナーマッスルの強化が目的
ピラティスは、筋トレのようなハードな運動や、エアロビクスのようなリズミカルな運動と違います。
普段の生活ではなかなか使われない、体の奥に眠る筋肉である「インナーマッスル」を意識して強化する運動なんです。
ご紹介したように、当初はリハビリが目的でしたが
- ケガの防止
- 体のラインや姿勢の矯正
など、さまざまな効果があることが分かってきました。
ピラティスとヨガの違いは?
ピラティスは「じわじわ~っとゆっくりといろんなポーズをとる」ということで、「やっぱりピラティスはヨガと変わらないんじゃないの?」というような、疑問がわいてくるんじゃないでしょうか?
それもそのはず、ピラティスはヨガを参考にして考案された部分があるので、ヨガに似ててあたり前なんですよ。
ですがピラティスとヨガでは、その得られる効果は少し違います。
先述したようにピラティスは、普段の生活では使われないインナーマッスルを強化する運動だとご紹介しました。
当初は、運動ではなかったんですね。
現在では、ピラティスもヨガも「健康法」と認識されており、それぞれ次のような特徴があります。
・ヨガは呼吸とストレッチに重点をおきながら、筋肉を強化する
・ピラティスは、正しい骨格を意識しながら、体幹の筋肉を整える
(出典:All About)
つまり、ピラティスとヨガでは効果は異なる部分があるわけです。
自分がなりたい体によって、ピラティスをするのか、それともヨガをするのか選択する必要があるんですよ。
ピラティスの驚くべき凄い効果
ピラティスとヨガの違いが分かったところで、ピラティスでインナーマッスルを強化すると、体にどんな効果が表れるのか詳しく見ていきましょう!
1.代謝が上がってダイエットしやすい体に
ダイエットをする上で、リバウンドせず健康的に痩せるためには「代謝を上げる」ことが大切。なぜなら代謝が上がると、消費エネルギーが増えて体脂肪が燃えやすくなるからです。
しかし、代謝を上げることを無視してダイエットをすると、目標体重になって元の食事に戻した瞬間から、太り始めてしまう恐れがあるんです。
代謝を上げる方法はいろいろありますが、体内の筋肉量を多くすることも1つの方法で、ピラティスも有効です。
ピラティスで強化できるインナーマッスルは筋肉です。
ピラティスをして普段あまり使わないインナーマッスルを強化すると、インナーマッスルが発達して筋肉量が多くなるため、代謝を上げることができるんですよ。
もちろん、代謝が上がれば痩せやすくもなりますので、ダイエット中の方にはピラティスはオススメです。
2.体の歪みを直してきれいな姿勢をキープ
ピラティスで強化できるインナーマッスルですが、インナーマッスルの役割とは一体何なんでしょうか?
インナーマッスルの役割とは
- 体の関節と関節をつないで細かな動きを調整する
- 姿勢を整えたり体のバランスを保つ
こと。つまり、インナーマッスルを強化すれば、悪い姿勢を改善して保ちやすくできるんですね。
私たちは普段の生活で、知らず知らずのうちに姿勢が崩れてしまいがちです。これは、インナーマッスルが衰えていることが原因に挙げられます。
正しい姿勢が崩れると体が歪み、「肩こり」や「腰痛」などの体の不調を引き起こしてしまいます。
肩こりや腰痛などに悩んでいる方は、ピラティスをすることでインナーマッスルを強化して体の歪みを直すことで、肩こりや腰痛を解消できるんですよ。
3.リラックスして自律神経の乱れを正す
自律神経が乱れると
- 太りやすくなる
- ストレスがたまりやすくなる
- 病気にかかりやすくなる
といったように、ダイエットだけじゃなく健康面にも問題が表れます。つまり、自律神経を正すことで、こういった問題を解決できるんですね。
ピラティスはインナーマッスルを強化する運動ですが、ピラティス中に行う呼吸法には、自律神経を整えるメリットがあります。
ピラティスで行う呼吸法は「胸式呼吸」。インナーマッスルを強化するのに適した呼吸法で、自律神経にも密接に関係しています。
普段からストレスを感じている方は、呼吸が浅くなっている可能性が高いので、ピラティスで乱れた自律神経を整え、ストレスを解消してリラックスしましょう!
4.固い体を柔らかくしてケガ防止
体が固いと、心配されるのが「ケガ」です。歳を重ねるにつれ、ケガをしやすくなったと感じている方もいらっしゃるでしょう。
でも例えば、お相撲さんは取組で土俵の上から転がり落ちたりしますが、落ちてもあまり怪我をすることはありません。
ピラティスにはいろいろなポーズがあり、ポーズの1つ1つに固くなった体を柔らかくする効果があります。
年を重ねていくと、ちょっとしたことで転んだりしますが、ピラティスで体を柔らかくしておくことで、ケガをしにくい体を作ることができるんですよ。
5.血流が良くなって冷え性改善
体が固い人は筋肉まで固くなっていて、体の柔らかい人と比べると血流が悪く、代謝も低いといわれています。
血流が悪化すると、手足の指先まで血液が届きにくくなり、冷え性の原因になります。
ですので先述したように、ピラティスには体を柔らかくする効果がありますので、固くなった筋肉を柔らかくして血流を良くし、末端まで血液を届けて冷え性を解消できるんです。
慢性的な冷え性に悩んでいる方には、ぜひピラティスすることをオススメしたいです。
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ダイエットに良い「ピラティス」のやり方
ここまで、ピラティスとその効果についてご紹介していましたが、「私もピラティスをやってみたい!」と、思われているかもしれませんね。
ここからは、実際にピラティスとはどういうものなのか、見ればすぐわかる動画をご紹介します。
ちなみに、ピラティスは自宅でも簡単にできますので、よかったら動画を見てチャレンジしてみてくださいね。
ピラティスの呼吸法を学みましょう
ピラティスの呼吸法は「胸式呼吸」でしたね。ピラティスを始める前に、この動画で胸式呼吸を学び、インナーマッスルを効率よく強化しましょう。
手順は次のとおりです。
- 床にあぐらをかいて座り、背筋を伸ばす
- おへそを背中に引き入れる
- 両手を、左右の肋骨にそれぞれあてる
- 鼻から息をゆっくり吸い、肋骨を広げる
- 口から息をゆっくり吐き、肋骨を中心に向けて閉じる
- みぞおちを手で触り、硬くなっているのを確認する
- 手順3~6を数回繰り返す
先述したようにピラティス中の腹式呼吸には、自律神経の乱れを整える効果もありますので、ぜひここでマスターしましょう。
お腹の脂肪を落とすピラティス
ダイエットをする方にとって、お腹まわりに付いた脂肪は悩みのタネです。
こちらの動画は、そんなお腹まわりの脂肪を落とすピラティスで、お腹に力を入れて体を丸くして行っていきます。
手順は次のとおりです。
- 床に長座して、膝を曲げて立てる
- つま先を床につけたまた、かかとを上げる
- お腹に力をグッと入れる
- 息を吸いながら体をゴロンと後ろへ倒す
- 息を吸いながら体を元の位置へ戻す
- 手順4~5を10回繰り返す
このピラティスは、足の力を使わずに倒れたり起きたりすることで効果がアップします。
もし、このピラティスをしている最中にお尻が痛く感じるなら、座布団や薄いクッションを使ってすると良いですよ。
下腹を引き締めに効果があるピラティス
こちらの動画のピラティスもお腹の引き締めに効果があり、とくに下腹を引き締めに効果があるので、ぽっこりお腹の解消に期待できます。
手順は次のとおりです。
- 床に長座して、両足を広げる
- 両手を広げ、肩の位置まで上げる
- 息を吸いながら、上半身を左にねじる
- 息を吐きながら、上半身を左足の方向へ倒す
- 息を吸いながら、上半身を起こす
- 息を吐きながら、上半身を正面に向ける
- 反対側も同様に行う
- 手順3~7を5回繰り返す
開脚して、上半身をねじったり倒したりするので、体の固い方には少しきついかもしれません。できる範囲で構いませんのチャレンジして、だんだん体を柔らかくしていきましょう。
下半身のシェイプアップに効くピラティス
こちらの動画は、四つん這いになって足を持ち上げることで、下半身をシェイプアップしていくピラティスです。
手順は次のとおりです。
- 床に四つん這いになる
- 息を吸いながら、左足を持ち上げて上半身へ引き寄せる
- 息を吐きながら、左足を後方へキックする
- 息を吸いながら、左足を曲げる
- 息を吐きながら、左足を元の位置へ降ろす
- 反対側も同様に行う
- 手順2~6を数回繰り返す
このピラティスのポイントは、足を後方へキックする時にしっかり伸ばすこと。そうすることで、効果がアップしますよ。
胸式呼吸をしながら体のバランスをとり、下半身をシェイプアップしていきましょう!
お腹と太ももを同時にシェイプアップ
こちらの動画は、お腹と太ももを同時にシェイプアップするピラティスです。
仰向けになって行い、体のバランスと柔軟性が必要になりますので、レベルは高いかもしれませんがダイエット効果は抜群です。
手順は次のとおりです。
- 床に仰向けになって両膝を立てる
- 膝を曲げたまま両足を上げる
- 上半身を起こして、両手で両膝を抱える
- 息を吸う
- 息を吐きながら左膝を抱え、右足をまっすぐ伸ばす
- 息を吸いながら入れ替える
- 息を吐きながら右膝を抱え、左足をまっすぐ伸ばす
- 息を吸いながら入れ替える
- 手順5~8を1分間繰り返す
実際にこのピラティスをしてみると、「下腹部」「太ももの前面」「膝裏」に負荷がかかるのが分かりますよ。
もし体力的に余裕があるなら、ぜひ頑張ってチャレンジしてみましょう!
上半身のシェイプアップに効くピラティス
最後の動画は、上半身のシェイプアップに効くピラティスです。腕を動かすことで肩甲骨まわりを動かて行っていきます。
手順は次のとおりです。
- 床にあぐらをかいて座り、背筋を伸ばす
- 手のひらと両肘を合わせ、肘を肩の位置まで上げる
- 息を吸いながら、肘の角度と高さをキープしてゆっくり両手を左右に開く
- 手のひらをしっかり外側に向け、肩甲骨をしっかり寄せる
- 息を吐きながら、ゆっくり両手を閉じて手順2の状態に戻る
- 手順3~5を5~10回繰り返す
肩甲骨まわりには、「褐色脂肪細胞」が存在しています。
刺激すると、発熱して代謝がアップしますので、ぜひこのピラティスで褐色脂肪細胞を刺激していきましょう。
肩こりの解消にも、おすすめのピラティスですよ。
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インナーマッスルを鍛えて代謝を上げる記事
次の記事では、インナーマッスルを鍛えて代謝を上げる方法が紹介されていますで、気にいっていただいたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ピラティスは、自宅でも簡単にできるエクササイズです。
体のバランスをとってインナーマッスルを強化するため、ヨガのようにダイエットや健康に役立つ体を作ることができます。
ですので、「ピラティスとヨガのどちらがダイエットに良い」というわけではなく、それぞれの目的にあう方を選んで、ダイエットをしていただければと思います。
さあ、あなたはピラティスとヨガ、どちらを選びますか?