罪悪感が障害になる?太る原因となる思考を変える5つのコツ

突然ですが、ダイエット中にこんな思いをしたことありませんか?
「ダイエット中なのに食べ過ぎてしまった…」「運動をしなきゃいけないのにサボってしまった…」。
そうです。ダイエット中は食事制限と運動をしますが、食べ過ぎたり運動をサボったりすることで罪悪感を感じて、落ち込んでしまうことありますよね。
じつは、その罪悪感こそが太る原因になるんだとか…。いったいどういうことでしょうか。
ということで今回は、罪悪感が太る原因になる理由と、その思考を変える3つのコツをご紹介します。
もくじ
罪悪感を感じると太る理由
ダイエットをしていると身のまわりにたくさんの誘惑があって、ついついその誘惑に我慢できなくなることがあります。
そして罪悪感を感じて後悔してしまうわけですが、なぜ罪悪感を感じると太ってしまうのか、その理由について見ていきましょう。
ニュージーランド・カンタベリー大学の調査
ニュージーランドにあるカンタベリー大学では、以前ある調査を行いました。
どんな調査かというと、18歳〜86歳までの300人を調査対象として集めて、間食としてチョコレートケーキを食べてもらい、罪悪感とカロリー消費の関係を調査したんだそうです。
そしてその300人に対して、ダイエットをしているのかどうか、チョコレートケーキを食べて幸せに感じたのか、それども罪悪感を感じたのかを質問をしたんです。
その結果、次のような回答が得られたんですね。
「チョコレートケーキを食べて罪悪感を感じた」:27%
「チョコレートケーキを食べて幸せを感じた」:73%
さらに調査はこれだけじゃ終わらず、300人のその1年半後を追跡調査をしたところ、罪悪感を感じた人は罪悪感を感じなかった人と比べて、体重が増加傾向にあったことが分かったんだそうです。
罪悪感を感じる人は体重が増える
この調査結果からカンタベリー大学の博士たちは、罪悪感と体重の増加には関係があるとしているんですね。実際に、チョコレートケーキを食べて幸せに感じていた人たちのほうが、ダイエットにチャレンジして成功した人が多かったそうです。
食欲は人間の三大欲求の1つ。つまり食事を楽しめることは幸せなことで、ダイエット中は食事制限は大切ですが、たまに自分の好きな物をお腹いっぱい食べて食事を楽しむぐらいの人のほうが、体重管理が上手にすることができるんだとか。
一方、「ダイエット中は絶対に食べ過ぎではいけない!」と思っている人は、ついつい食べ過ぎてしまった時に罪悪感を感じてしまいます。そして、そんな自分が許せなくなってストレスがたまり、結局ダイエットを諦めてしまって体重が増えてしまうんだそうです。
余裕を持ったダイエットを心がける
私たち日本人は真面目で几帳面な方が多いです。これはとても素晴らしいことですが、先程の調査結果から分かるように、ダイエットをする上では足かせになることもあります。
毎日、決まった以上のものは食べず、しっかりと運動をすれば早く痩せることはできます。でも、このようなガチガチなダイエットをしていると、余程しっかりとしたメンタルをお持ちな方でない限りダイエットを続けられません。
もちろん好きな物を好きなだけ食べていては、なかなか痩せられません。でも、多少余裕を持ったダイエットをしたほうが、かえってダイエットに成功しやすいんですよ。
太る原因となる思考を変えるコツ
では、ダイエット中に沸き起こる罪悪感をなくすためには、どうしたら良いのでしょうか。それは太る原因となる思考を変えて、罪悪感を感じないようにするしかないんですね。
ここからは太る原因となる思考を変えて、罪悪感をなくすコツをご紹介します。
1.「食べ過ぎてもリカバリすれば良い」と考える
ここまでご紹介してきたように、ダイエットをしていていちばん罪悪感を感じる時は、食べ過ぎてしまった時ですよね。例えば、食べ過ぎた日の翌日に体重を計ると見事に体重が増えていて、
「今まで順調に体重が減ってきたのに、なんであんなにたくさん食べちゃったんだろう…」
「今までの頑張ってダイエットしてきたのに、苦労が水泡…」
のような思いになって、ガッカリしてしまう方も多いことでしょう。
確かに食べ過ぎは反省するべきかもしませんが、たくさん食べてしまったものしょうがありません。クヨクヨするよりも、その後に体重を元に戻すリカバリをするほうが大切です。
しかも食べ過ぎたからといって、すぐに体に脂肪がたまって太るわけじゃありません。というのも、食べ過ぎた翌日から2日以内に食事量を抑えるなどしてリカバリすれば、体に脂肪がたまらずに太ることはなないんですよ。
なので、「食べ過ぎても2日以内リカバリすれば良い」と思うようにして、罪悪感を感じないようにしてみてはいかがでしょうか。
次の記事では、食べ過ぎた時の対処法について紹介していますので、ぜひご覧ください。
▶食べ過ぎても大丈夫!食べ過ぎた翌日からリセットする方法5つ
2,「甘いモノを食べてもダイエットできる」と考える
イギリスの栄養科学者による調査で、男女2100人に対してアンケートをしたところ、ある事が分かったんだとか。
そのある事とは、男女2100人の中のダイエット成功者の86%が、ダイエット中でも甘いチョコレートやビスケットなどをおやつとして食べ続けていたんだそうです。また、逆に甘いものを我慢し続けた方の65%が、結局リバウンドしてしまったそうですよ。
ダイエット中は「甘い物は厳禁!」というイメージがある方も少なくないと思います。甘いモノが好きな方が甘いモノを我慢してダイエットをするとそれがストレスとなったり、甘いモノを食べ過ぎた時に罪悪感を感じてしまうことでしょう。
でも、先ほどの調査結果から分かるように、甘いモノが好きなら我慢し続けるよりも、ダイエット中でも甘いモノを食べ続けたほうがダイエットしやすくなる、つまり甘いモノを食べてもダイエットできるんですね。
もちろん毎日、甘いモノをたくさん食べ続けては逆に太ってしまうので、適度に食べることが大切だというのをお忘れなく。
3.「食事は楽しむもの」と考える
ダイエット中に食事をしていると、「アレを食べたいけど、これ以上食べたら太るよな…」というようなネガティブな感情を抱いたことあると思います。
じつは、ネガティブな感情を抱きながら食事をすると、太りやすくなるんだそうです。
どうして太りやすくなるかというと、脳が余分なものをため込もうとするんだとか。つまり、いくら食事をしても脳がもっと栄養を摂ろうとするため、空腹感が満たされにくくなって食べ過ぎてしまうんだそうです。
逆に楽しみながら食事をすると、少量の食事でも満腹感を感じやすくなって、食べ過ぎる恐れがなくなるんですね。
なのであまりストイックに食事制限をするんじゃなく、食事を楽しみながらゆっくり食事をするようにしてみてはいかがでしょうか。
4.「運動は毎日しなくても良い」と考える
ダイエットは食事制限と同じように、運動をすることも大切です。なので、今ダイエットをしている方の中で運動をしている方もいらっしゃると思います。
そしてダイエット中に運動をしていると「運動しないと太る!」という思い込みから、毎日欠かさず運動をしている方も多いことでしょう。
このように毎日運動をしていると、何らかの理由で運動をサボってしまった時に「やばい太る…どうしよう…サボらなきゃ良かった…」と思うことがあると思います。実際に、私もダイエットをしている時はそうでした。
でもダイエット中の運動を1日サボったぐらいで、そんなに急激に太ることなんてありません。筋トレに関していえば、筋トレを毎日するよりも、1〜2日置きにしたほうが、筋肉を効率よく鍛えられるといわれています。
ダイエット中の運動は続けることが大切といわれますが、それは毎日続けることじゃありません。例えば1日や2〜3日置きに運動したり、1週間に1〜2日は運動せずお休みをする日をつくったりして、運動を続けていくことが大切なんですね。
5.「ダイエットは続けてさえいれば失敗じゃない!」と考える
ダイエットをしていていちばん気になるのが、体重計の数字じゃないでしょうか。体重や体脂肪率などの変化を見て「痩せた!」「太った…」を判断していますからね。
ダイエットをしている方のほとんどが、毎日、体重を計っていますよね。すると時には、ダイエットをしていても体重が減らず増えていく時もあることでしょう。
そんな時って「ダイエットしているのになぜ?」という思いからモチベーションが下がって、「自分はダイエットをしても痩せられない人間なんだ…」と思ってしまう方もいらっしゃると思います。
でもダイエットは順調に体重が減り続けること自体が奇跡で、体重が減ったり増えたりを続けながら、だんだんと痩せていくんですね。
体重が増えたからといって、それはダイエットに失敗しているわけじゃありません。ダイエットを諦めた時が、ダイットに失敗した時。つまり、ダイエットは続けてさえいれば失敗することはないんですよ。
モチベーションアップに役立つ関連記事
次の記事では、ダイエットで落ちてしまったモチベーションのアップに役立つ方法を紹介してますので、落ち込んでしまった時にぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本当に私たちのまわりにはすぐ手に届く所に食べ物があるので、ダイエットをする方にとっていたるところに誘惑が潜んでいて、ついつい食べ過ぎちゃうことあると思います。
またダイエット中の運動は、今まで運動をしてこなかった方にとっては面倒臭く、運動したとしても辛くてサボりたくなちゃいますよね。
でも、食べ過ぎたり運動をサボったりして一瞬罪悪感を感じても、「ま、いいか」ぐらいの気持ちでいましょう。
ガチガチで窮屈なダイエットは逆に太る原因となります。太る原因の思考を変えてダイエットをすれば、必ずダイエットに成功できますよ。